処理より録音が先ノイズ処理は失われた声を完全に元へ戻す魔法ではありません。静かな場所、適切な距離とゲイン、口のコンディションを整えたうえで補助的に使います。
3種類のノイズを見分ける
| 種類 | 聞こえ方 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 環境 | サー、ブーンと継続 | 空調、PC、電源、入力ゲイン |
| リップ | プチ、クチャと瞬間的 | 口内、唾液、舌や唇の動き |
| 歯擦 | サ行が鋭く刺さる | 声質、マイク特性、角度 |
環境ノイズ:無音部分を基準にする
声がない部分の周波数分布を学習し、録音全体から同じ傾向を抑えます。Kawaii RECでは収録音の静かな箇所から自動学習する方法と、同じ環境で録った無音ファイルを読み込む方法を選べます。
- 同じマイク、入力音量、部屋で録った無音を使う
- 無音に声、音楽、突発音を入れない
- 声が水中のように揺れたら処理量を下げる
リップノイズ:短い異常だけを修復する
一瞬の立ち上がりと周辺の音色差を検出し、声の区間では前後のピッチ周期や音色を参照して補完します。検出量、除去量、声の保護を別々に調整し、除去音だけを聴いて声まで削っていないか確認します。
100%は救済用の強い設定です。通常は弱めから上げ、気になる箇所が減った時点で止める方が自然です。
歯擦音:高域を常時削らない
歯擦音が強い瞬間だけ対象帯域を動的に抑えます。常時高域を下げるEQより、声の明るさを残しやすい方法です。舌足らずに聞こえたり、空気感が消えたら量を戻します。
安全な処理順
- 元音源を残して短い範囲をループ再生します。
- 気になるノイズを一種類だけ選び、弱く適用します。
- 処理前後と「除去音だけ」を切り替えて確認します。
- ヘッドホンだけでなく小さなスピーカーでも確認します。
- 最後に全体音量と子音の自然さを確認します。
よくある質問
無料版でノイズ処理を使えますか?
環境・リップ・歯擦の3処理は有料機能です。Googleログイン後、10時間トライアルで試せます。
MAXにすれば一番きれいになりますか?
いいえ。ノイズと声が似た成分を持つ場合、強くするほど声も変化します。必要最低限が基本です。
MIX依頼前にも処理すべきですか?
エンジニアが未処理素材を希望することがあります。依頼先へ確認し、元音源も必ず保管してください。
Kawaii RECノイズ処理を試す